◎過敏性腸症候群

 

過敏性腸症候群(IBS)とは、ストレスや自律神経の乱れなどによって腸の働きに異常が生じ、便秘・下痢・腹痛・腹部膨満感・ガスなどの異常を引き起こすものを指します。

 

便秘を主とするケース、下痢と腹痛が起こるケース、便秘と下痢を数日ごとに繰り返すケース、腹痛・お腹の張り・ガスが頻繁に生じるケースなどがあり、「下痢型」「便秘型」「混合型」「ガス型」に大別されます。

 

このような症状が数ヶ月以上続く場合に過敏性腸症候群が疑われ、ストレスや疲れがたまると症状が悪化しやすい傾向が見られます。

 

病院で検査をしても、「炎症や潰瘍など目に見えた異常が見られない」とされるのが特徴です。

 

一般的に原因としては、

  • ストレス
  • 自律神経の乱れ

などと言われていますが、明確なメカニズムは未だ分かっていないのが現状です。

 

 

 

他の病院などでは、過敏性腸症候群に対して、

 

  • 薬物療法
  • カウンセリング

などを行うのが一般的です。

 

薬を飲まれる方も多いと思いますが、向精神薬などが処方されることが多く、その場では緩和したように思えても、だんだん効きにくくなったり、薬の量が増えていく場合も少なくありません。

 

そして、状態が悪化していくことも多いです。

では、薬を飲んでも、なぜ症状は改善しないのでしょうか?

 

それは、本当の原因に対し、きちんとアプローチできていないから。

 

 

当院では、「過敏性腸症候群」の原因を、

 

 

  • 自律神経の緊張
  • 内臓機能の低下
  • 体軸バランスの崩れ

と、考えており、実際に多くのケースで、複数の原因が重なり合って過敏性腸症候群が生じています。

 

例えば、ストレス・疲労・飲食の乱れなどによって律神経が緊張に傾くと、血流の滞りや筋緊張を生じさせるだけでなく、内臓機能に影響を及ぼし、回復力を低下させます。

あるいは、冷えや水分の摂り過ぎなどにより内臓機能が低下することもあります。

体内浄化環境が悪化すると、毒素が蓄積し、体はどんどん過敏になります。

疲労物質の処理が遅れ、ますます筋肉は固くなっていきます。

そして、弱った内臓は重力に逆らえず下へと下がっていき、インナーマッスルである大腰筋に負荷をかけ、結果、体の歪みが生じます。

構造上、歪んだ状態で体を使おうとすると、内臓スペースが制限され、ますます疲労がたまっていき、筋肉は硬化していきます。これを当院では体軸バランスの崩れと呼んでいます。

 

原因を放置したまま薬などで誤魔化そうとしたところで、だんだんと効かなくなったり、薬の量が増えたりしてしまいます

 

当院では、あなたの過敏性腸症候群を根本改善すべく自律神経の調整に重きを置き、内臓・体軸バランスを正常化していきます。

 

これら根本原因へ的確にアプローチをすることで、早期改善が可能になり、再発を防げるのです。

 

 

 

■参照記事:「逆流性食道炎・神経性胃炎が起こるメカニズム『上実下虚』『気逆』とは?」

 

 

 

 

『過敏性腸症候群・不安障害が改善』

大阪府 Tさん 30代 女性

 

 

 

<経緯>

電車、車、人込み、街中、会議場など人がたくさんいる場所で、動悸や腹痛、さらに下痢に襲われる状態が続く。

心療内科では向精神薬を処方される。

精神的にも不安定で、日常生活も乱れ(酒、喫煙、お菓子、コンビニ食など多量、偏食、スマホ)、睡眠も困難。

人間関係に悩む。

便が出づらい。出ても粘っこく臭いが強い。

 

 

<検査>

自律神経、脳、感情、内臓の反応。

体内浄化環境が劣悪。

 

 

<処置>

エネルギー療法

生活改善をして体内浄化を図り、脳の警戒レベルを下げていく方向。

心身のバランスが取れてくると、過敏な反応も起きなくなっていく。

 

<効果>

施術を週2回ペースで行い、徐々に状態は回復に向かう。

特に、感情面の問題、体内浄化環境の問題が根強く、ストレスのきつい環境下で生活しながら自律神経バランスを整えなければならない。

 

施術やカウンセリングを通じ、本人も根本原因の多くが日常生活にあることを理解し、飲酒と喫煙の改善に前向きになる。

 

また、ストレス食いの形で飲食の乱れもあるため、負荷をかけ過ぎないようできる範囲での改善を促す。

 

 

5診目、およそ2週間で、睡眠時の中途覚醒がなくなり、寝る前の動悸もましに。

便の臭いもマシになってくる。

 

8診目、およそ1ヶ月近くで、病院での検診の際でも、クスリを飲まなくても過ごせ、パニックを起こさなかった。

 

2ヶ月後、たばこも止められ、飲酒量も大幅に減る。

睡眠時は良好で、動機も最近気にならない。

便も出るようになり、ガスは仕事中に溜まっているのを感じるが、日によって異なる。

食べ過ぎると胃もたれがある。

 

人が多くいる密閉した場所でも、パニックや便意を起こさず過ごせる体験が増える。

 

3ヶ月後、動悸はほぼ気にならない。

会議中、ガスは出るものの、不安なくいけた。

イライラも以前よりまし。

クスリはずっと飲まずにやれている。

 

 

順調なので、3ヶ月経過してから5日空き、5カ月目からは1週間空きと治療間隔を徐々に空けていく。

 

仕事の繁忙期も乗り越え、映画館でも最後まで席を立たずに映画を楽しめた。

 

以後、治療間隔を空け、経過観察。

根本改善にはもう少し時間が必要だが、日常生活は安定してきている。

 

状態を整えたうえで、少しずつ「プレッシャーのある状況下でも大丈夫だ」という体験を増やしていき、脳の警戒レベルを下げていく。

 

体が乱れれば、警戒レベルは上がり、外からのストレスや刺激にも敏感になってしまう。

体が整えば、体は安心していく。

 

このまま順調にいけば、やがて体内浄化環境はさらに整い、ガスやパニックも出にくくなっていく。

 

※仮に、気持ちの余裕とともに油断が生じたり、生活環境が劣悪になったりして、飲食の乱れが復活すると、自律神経バランスや体内浄化環境が乱れ、ガスやパニック、さらに幾多の症状が出てきてしまうだろう。

この方は元々、かなり体内浄化環境が劣悪であり、脳警戒レベルが異常に高い状態であったため、日常生活の改善面をかなり重視した。

それの経過に比例して、体の状態も良くなり、以前に比べはるかに症状が出なくなっていった。

(元々、当院に来る前は、別の治療院に通う時でさえ、緊張が強くなり症状が出てしまう為、クスリを飲んで挑んでいたほど。当院に来てからは、クスリを飲むこともなくなった。)

 

症状とは、

「体が治そうとするために起こすやむなき反応」

「今の環境を変えてほしいというシグナル」

である。

 

痛みや症状が再びひどくなったとすれば、それには必ず原因がある。

 

体が体内浄化を進めるため、あるいはブレーキをかけるため、症状を通じて教えてくれているのだ。

 

警報ベルが鳴っているのに、火を消そうともせず、「ベルがうるさい」と耳栓をするのはおかしい。

 

耳栓(クスリ)で一時的にベル音(症状)が紛れたとしても、火(原因)を消さない限り、ベルは止まないだろう。

 

 

 

 

『数年間悩んできたひどい口内炎が瞬く間に改善』

羽曳野市 Aさん 60代 男性

 

 

 

<経緯>

2・3年前からひどい口内炎が口の中にいくつもできるのを繰り返してきた。

古いのが引いても、新しい口内炎が違うところに生じているので、口内炎が常にある状態。

ずっと治らないので、あきらめていた。

(飲食の乱れ、ストレスなどの背景がある。)

 

 

<検査>

自律神経・内臓機能の乱れ

(肝気の高ぶり、湿熱、脾胃・腎の弱り)

 

 

<処置>

エネルギー療法(脳・脊髄中心)

 

 

<効果>

初診から1週間後、4診を終えた後から、口内炎が出なくなる。

5診目の来院時、「数年ぶりに口内炎が無い状態です」と喜ばれた。

その後、メンテナンスを重ねる間、口内炎は収まり、生じなくなった。

(仮に体内浄化環境が悪くなり口内炎が生じかけたとしても、すぐに収まる。)

 

 

<解説>

口内炎の根本は、内臓や自律神経の状態にある。

ストレス、飲食の乱れなどが激しく、体内浄化環境が劣悪な場合、内臓が荒れるため、口~消化器~肛門までが一本の管で繋がっている関係上、口内炎が生じる。

炎症は、老廃物を燃やし浄化するための働きであり、クスリで抑え込むのはかえって毒素を体内に溜めることになりやすい。

仮にクスリで引いても、根本問題は解決していないので、新たな何らかの症状が生じやすい。

 

エネルギー療法によって、脳・自律神経・内臓のラインが活性化し、体内浄化環境をクリーンにする機能が底上げされ、早期改善に結びついた。

 

今後、飲食の乱れやストレスをためないよう過ごせば、口内炎が無い状態は続くだろうし、乱れた場合もきちんとフォローすることで早く良くなる。

 

 

 

 

『胃痛・動悸・ふらつき・頭重感・股関節痛・太ももの張りが改善(新型コロナワクチン後遺症』

大阪府 Iさん 60代 女性

 

<経緯>

以前から股関節や胃の調子などの問題を抱えていたが、新型コロナワクチン接種後に体調が悪化。

股関節痛、脚の張り、胃痛、動悸、ふらつき、頭重感、目の不調などが強くなる。(ワクチンが関与)

 

 

<検査>

自律神経、内臓、筋緊張

 

<処置>

エネルギー療法

 

 

<効果>

治療後は、張り消失。

 

治療するごとに痛みなどの症状はなくなっていき、日常が楽になった。

胃の状態も楽になり、動悸・ふらつき・頭重感は起こらなくなった。

 

 

 

 

 

『自律神経失調症の腹痛・吐き気が改善』

松原市 Aさん 30代 男性

 

 

<経緯>

昔から胃腸が弱く、仕事のストレスから自律神経失調症と病院でいわれ、吐き気や下痢とひどいときはお腹が痛くてつらくなる。

 

 

<検査>

肝気の鬱滞と脾胃の弱化が原因。表裏である胆経に影響。

 

<処置>

左の「臨泣」穴に鍼一本

 

<効果>

まもなく、痛みが治まる。

 

 

 

 

『家事・育児疲れによる胃もたれが改善』

羽曳野市 Mさん 30代 女性

 

 

<経緯>

朝より、吐き気交じりの胃の不快感を感じる。家事・育児で忙しく、疲れがたまっている様子。

 

前日までは胃の具合はひどくはなかった。

前日の夕食は惣菜屋さんでのおかず(揚げ物・肉類)を中心に食べた。家族の様子は特に変わりはないとのこと。

 

一日過ごしてみて常に不快感があり、「胃の中身が下に下りていかない感じ」とのこと。食欲もでない。

その日の夜に施術をおこなう。

 

 

<検査>

首・肩周り・股関節・骨盤周り・腰背部の緊張があり、それらをとっていく。

 

 

<処置>

無痛整体にて、腰背部・太もも周りを施術。

最中におなかがグルグルとなる音が聞こえ、

「だんだんと胃の中身が下に下りていっている感覚がある」

とのこと。

 

<効果>

施術後、胃の不快感は全くなくなる。